柴犬セン

2018年1月8日月曜日

お正月のワンコ話

むかしむかし、中国に漢字の神様がいました。

漢字の神様は毎日毎日、たくさんの漢字をつくっていました。
空、光、土、風・・・・・
犬、猫、鳥、馬・・・・・
世の中のありとあらゆる名前の漢字を考えたあとは
歩く、走る、働く、食べる・・・・・
ありとあらゆる動作の漢字を作り始めました。

さて、ある日のこと
漢字の神様は「わらう」という動作の漢字を一生懸命考えていました。
でも、なかなか「わらう」というイメージにぴったりの漢字が思い浮かびません。

そのうちに、一匹の犬が神様のそばにやってきました。
「神様、お仕事ばっかりしてないで、いっしょにあそんでよ」
「ああだめだめ、今大事なことを考えているんだ、お庭に出ておいで」

「つまんないなあ」
でも犬は庭でいいものを見つけました。大きな竹かごです。
くわえてぽん!っとほうりなげると、竹かごはぴょんぴょんはずんで転がります。
それを追いかけてはまた ぽん!
犬はそうやって、いつまでも楽しく遊んでいました。

ところが、犬が竹かごを真上に放り投げたとき、かごがすっぽり犬の頭にかぶさってしまったのです。
頭をどんなに強く振ってみても、かごは全然とれません。
「ああ困った!どうしよう・・・ずっとこのままなのかなあ」

竹かごをかぶったまま、しょんぼりたたずんでいる犬・・・・
神様はそんな犬の姿を見て、思わず吹き出してしまいました。
「そうだ、これを漢字にしてみよう」

そうしてできたのが、竹かんむりに犬の字をもじった
「笑う」という漢字だったといわれています。

イメージ 1


浅草の民芸品に「ざるかぶり犬」という縁起物があるそうです。笑いは福を呼ぶ、ということでしょうか。

センちゃんはザルをかぶっていませんが、われわれにたくさん笑いと福を授けてくれました。
一説によれば、上のお話は日本の上方演芸から生まれたとのことです。
だとすれば、犬は本当に昔から日本人の生活に深くかかわっていたのですね。

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